四十九日のレシピ
伊吹 有喜
【あらすじ】
妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平。
前の妻を病気で亡くし、乙美とは再婚であったが、特に優しくする訳でもなく昭和の夫を代表するような良平だったが、乙美はいつも明るく朗らかだった。
まだ小さく最初は乙美に懐かなかった娘も、独立した家庭を持ち乙美を頼りにしていた。
そんな娘が傷心して出戻ってきた。
そこに乙美の教え子だという金髪女子が、乙美の四十九日を盛大にやる約束をしていたから手伝うと出入りするようになる。
乙美は亡くなってしまったが、残したものはとてもとても皆の心を温かくするのである。
心が温まるウォーミング物語