そこへ届くのは僕たちの声
小路 幸也
【あらすじ】
中学生のかほりは、震災で母を亡くし、父は植物状態が続き入院中。
優しい叔父一家に引き取られ、不自由なく暮らす事ができている。
かほりにはいつもどこからか聞こえる声があり、「そらこえ」と呼んでいた。
ちまたで植物状態の人間を覚醒させる能力の存在が噂されるのと同じ頃、ひそかに連続誘拐事件がおきている事を記者とライターが気づき調べ始める。
「ハヤブサ」という謎の存在が浮かび上がり、引き寄せられようにかほりの周囲の人間関係が濃密になっていく。
「そらこえ」とは、「ハヤブサ」とは一体何なのか?
すべての謎が明らかになったとき起こる奇跡に感動する青春小説