人魚の眠る家
東野 圭吾
【あらすじ】
小学生の娘がプールで溺れ、病院に運ばれる。
急いで駆けつけた両親に告げられたのは、残酷な現実。
脳の大部分が機能しておらず、意識が戻ることはないだろうという診断。
次の段階として臓器移植の説明がなされるが、拒否することに。
娘は脳死などではない、生きていると信じ、母親は娘を車椅子に乗せ、最先端の機械技術で手足を動かす運動をさせる。
数年に渡る意識のない娘との生活。
当初は同情的だった周囲も、不審な目を向けるように…。
しかし母親の愛情は加速していく。
その愛と狂気は成就するのか…