下流の宴
林 真理子
【あらすじ】
医者であった父は早くに亡くなってしまったが、母親が女手ひとつで立派に育ててくれ、貧しい時期もあったが大学にも通わせてもらい、感謝している由美子。
自身も中流家庭の主婦となり誇りを持ち暮らしていたが、息子が高校中退。
同じフリーターの子と結婚すると言い出し、我が家が下流に落ちてしまうと断固反対。
沖縄でおおらかに育った結婚相手の珠緒は、侮辱され馬鹿にされたことに憤り、医者になって見返してやると一念発起。
受験の結果、そして二人は結婚できるのか?
切実な女の闘いと格差社会を描いた傑作ベストセラー小説