宿命
東野 圭吾
【あらすじ】
警察官になった勇作には、子供時代から忘れられないライバルがいた。
勉強もスポーツも一番にはなれず、いつも二番であった。
そんな宿敵が殺人事件の容疑者として、勇作の前に現れる。
しかも宿敵の妻は、泣く泣く別れなければならなかった自分の初恋の相手であった。
金銭面で医者の夢をあきらめた勇作だが、宿敵は医者になっていた。
殺人事件が解決した時に、二人に明らかにされた宿命とは…
なぜ二人はあんなにもお互いをライバル視したのか、全てが明かされる。
余りにも皮肉で感動的な結末が用意されている、医学要素も盛り込まれたサスペンス