小説あります
門井 慶喜
【あらすじ】
廃館が決まった文学館に嘱託で勤める老松 郁太 29歳。
なんとか存続させたいと手を尽くすが、願いも空しく売却の話が進む。
売却先は、弟が継いでいる老松商事。
元々は郁太も老松商事で働いており、将来は郁太が後継者として家業を継いでいくと思われていた。
しかし郁太は突如会社を辞め、徳丸 敬生という作家をほぼメインとする文学館へと転職。兄の行動を理解できない弟や周囲の人たち。
文学館は、兄弟の関係は、行方不明のまま死亡となっている作家は…?
小説家と文学館と小説そのものをめぐる、魅力を探る物語