運命のひと
山本 甲士
【あらすじ】
文具会社の重役を務める岩瀬 修。
少年時代は任侠映画の高倉 健に夢中になり、その映画の券欲しさに、商店街で営む家業の酒店の立ち飲みコーナーを手伝っていた。
店に立ち寄るヤクザのおっちゃんと仲良くなり、いろいろな事を学ぶ。
同じ頃、従姉妹の弥生が近所に越して来るが、弥生は体が弱く入院生活を送っている為、学校からのプリントなどを修が届けることに。
頭が良い弥生に勉強を教わったりして修も高校生になる。
おっちゃんと弥生との出会いが、修の人生にかけがえのないものを刻んでいく。
少年から大人になっていく修の人生に、温かな涙をもよおす感動小説