傑作はまだ
瀬尾 まいこ
【あらすじ】
作家の加賀野は、田舎で誰とも関わらず引きこもりのように暮らしていた。
そこへ25歳になった息子が突然訪ねてくる。
息子には生まれてから一度も会ったことがなく、月十万円の養育費を振り込むと、息子の写真が一枚送られてくるという関係を20年続けていた。
「しばらく一緒に住む」と言う息子に押し切られ、同居生活を送ることに。
戸惑いしかない加賀野だが、息子は加賀野と淡々と毎日を過ごしていく。
孤独で世間知らずな父と、健やかに育ち誰にでも屈託なく接する息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか…
大切な人に会いたくなるハートフルストーリー