本の記録


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騙し絵の牙

塩田 武士

 

【あらすじ】

出版大手「薫風社」でカルチャー雑誌の編集長を務める速水輝也。

笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了し、ひとたらしなどといわれるが部下にも慕われ、作家たちとも濃密な関係を築き、愛する文芸の為に日夜働いている。

しかしネットやスマホに押され、紙媒体の売上は落ち出版業界は縮小していく一方である。

速水が編集長の雑誌も廃刊の可能性を匂わされ、何とか廃刊を逃れようと動く速水だが、社内抗争など組織に翻弄され、家庭もうまくいかず、決断の時が刻々と近づいてくる。

速水の決断とは…速水の編集者人生とは…

 

塩田武士が俳優・大泉洋を小説の主人公にあて書きしたという面白い試みの小説

解説も大泉洋が書いている