れんげ荘
群 ようこ
【あらすじ】
45歳のキョウコは大手広告代理店を早期退職。
激務から解放され、苦手だった母からの解放も叶える為、引っ越しもする。
「れんげ荘」という月3万円の家賃のアパートを探し出し、月10万円で暮らす貯金生活者となる。
「れんげ荘」はそこだけ時代から取り残されたような古いアパートで、トイレもシャワー室も共同だが、大家の娘さんがいつもキレイに掃除をしている。
しかし古い建物なので、夏は灼熱地獄、冬は外と変わらない寒さ。
他にも梅雨時のカビ、蚊などの虫の襲来、すき間から入り込む雪などと闘いながら、キョウコの「れんげ荘」での日々。
ささやかな幸せを求める女性を描く小説